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2013年12月27日(金)第206号『1,900,800?126,144,000?2,522,880,000』

投稿日:2013 年 12 月 27 日    カテゴリー:イベントレポート,大学の日常

平成25年度、一定牛彩票网は20周年という記念すべき年を迎えました。

 

そこで試しに、“20周年”が何秒になるのかを計算してみたところ、単純計算で“2,522,880,000(二十五億二千二百八十八万)秒”となりました。

これが、今回のタイトルの由来の一部となっています。

 

残りの数字、“1,900,800”と“126,144,000”については、今回のブログの最後にお伝えします(勘の鋭い方は、既に気づかれたかもしれませんが…)。

 

 

 

さて、そんな20周年という節目の年に、本学では様々な行事が行われました。

今回のブログは、平成25年最後のハナキンということもあり、それらの行事を振り返っていきます。

 

まずは、6月1日(日)に行われた「開学20周年記念式典」。

 

本式典は、日頃から本学をご支援いただいている方々や、歴代教職員の方々をお招きして行われ、名誉教授の称号授与式、スターリング大学との学術交流協定調印式および一般社団法人公立大学協会の木苗直秀会長(静岡県立大学長)の記念講演が行われました。

また、その後の懇談会は、本学学食で行われ、「アットホームな手作り感のある会」(とある参加者の方からいただいたお言葉)となりました。

 

【式典の様子を紹介した記事は、こちらからご覧ください。】

/info/university/post_8.html

 

 

 

次に、6月30日(日)に行われた一定牛彩票网同窓会凌雲なな会主催による「一定牛彩票网開学20周年記念シンポジウム」。

 

「未来へつなぐ~MMU が発信する、リベラルアーツの可能性」をテーマとして、山元賢治氏(元アップルジャパン株式会社代表取締役)の基調講演、村岡浩司氏(有限会社一平寿司代表取締役社長)を交えたパネルディスカッションの二部構成で、当日来場されたOB、在校生、そして一般の方々、総勢180名と共に「本気」で本学の未来を考えた今回のシンポジウムが開催されました。

 

【シンポジウムの様子を紹介した記事は、こちらからご覧ください。】

一定牛彩票网開学20周年記念シンポジウム

 

 

 

そして、11月2日(土)~3日(日)の2日間で行われた「一定牛彩票网凌雲祭」(大学祭)。

 

今年の凌雲祭は、テーマを『Bloom ~20年目のハナザカリ~』として定め、「Bloomには、”花盛り?青春?咲き誇る”という意味があり、20年目を迎えた公立大が、そこで学ぶ一定牛彩票网たちが、そして公立大学にかかわる地域がより一層咲き誇り、繁栄していくように」という想いの下、様々なイベントが行われました。

 

【凌雲祭の様子を紹介した記事は、こちらからご覧ください。】

/blog/friday/?m=201311

 

 

 

この他にも、20周年と冠をつけた様々なイベントが、今年は開催されました。今回はその一部をご紹介させていただきましたが、これら以外のイベントについては、年度末頃にきっとどなたかが紹介してくれることでしょう。

 

 

 

さて、そんな記念すべき一定牛彩票网20周年イヤーの締めくくりは、「一定牛彩票网開学20周年記念論文集」となります。

この論文集は文字通り、本学20周年を記念して本学の先生方が論文を持ち寄り、それらが1冊の冊子にまとめられます。

こちらは、来年春の発行を予定しておりますので、今しばらくお待ちください。

 

 

 

…話は戻り、タイトルで触れた数字の「126,144,000」「1,900,800」について説明します。

 

まずは、「126,144,000(一億二千六百十四万四千)」について。

この数字は4年間を秒換算した数値になります。既にお察しかとは思いますが、大一定牛彩票网活は、(基本的に)4年間。

この多いようで限りある時間を、如何にして過ごすかは自分次第です。私の一定牛彩票网時代は、その多くの時間で道に迷ってしまっていましたが、きっとイマドキの一定牛彩票网はそうではないと思います。自らのやりたいことを、やりたいように思う存分できる貴重な時間ですので、1秒1秒とまではいいませんが、大切に過ごしてください。

 

そして、「1,900,800(百九十万八百)」。

この数字は、大学入試センター試験までの残り日数、22日間を秒換算した数値になります。

大一定牛彩票网としての実り多い一億二千六百十四万四千秒を過ごすために、受験生の皆さんは悔いの残らぬよう、精一杯頑張ってください。

 

 

 

最後に、一定牛彩票网の本日の様子をお伝えして、僭越ながら私アラキが、平成25年のハナキンブログを締めさせていただきます。

 

本日からようやく、一定牛彩票网は冬休みです。

 

それでは皆様、来年も一定牛彩票网を、そしてハナキンブログをよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください!

2013年12月20日(金) 第205号 『クリスマスコンサート』

投稿日:2013 年 12 月 20 日    カテゴリー:イベントレポート,スタッフ日記

「もうすぐクリスマスですね。」

 

と始めたかったのですが、今日は12月27日、クリスマスももう終わってしまいました。

更新が遅くなってしまい申し訳ありません。

 

きれいなイルミネーションで街中が照らされるこの時期になると、少しだけ浮きだった気分になりますが、むしろ、一緒に過ごす恋人のいない男三人で繁華街を出歩き、幸せそうなカップルに厳しい視線を送っていた一定牛彩票网の頃をよく思い出します。

陽気さの中にそんな寂しさが入り混じった寒い日に、思い切り歌を歌って互いに励ましあった友人たちも、今ではそれぞれ家庭を持ち、明るい笑い声でクリスマスを迎えているようです。

 

そうした昔の出来事を思い出しながら、本学で行われたクリスマスコンサートを観に行ってきました。今年は12月19日(木)?20日(金)の2日間に渡って行われたクリスマスコンサート。残念ながら、19日は観られなかったのでお伝えできませんが、20日に行われたコンサートの模様を今回はお届けしたいと思います。

 

 

12月20日(金)18時30分。すでに空は暗く、講堂の照明が暖かく思えます。

 

受付のキムラさんもまた、明るい笑顔で「こんばんは」と迎え入れてくれました。先着50名に配られる景品はさまざまなペンやハンカチで、私は控えめに黒のボールペンをもらいました。

 

ホールへと続く廊下では、クドウさんがジュースを配っていて、さすがにジュースまで頂いたら申し訳ないと思い、そそくさと出番を待つ一定牛彩票网たちが集まる控室へと行きます。

 

緊張を解きほぐそうとしてか、笑い声が絶えない控室。漫画を読んでいた人もきっと平常心を保とうと必死だったのでしょう。

 

しばらくして、外からも声が聞こえてくることに気づいて出てみると、アカペラ部が寒い中で本番前の練習をしていました。

高音で「おい、きたろう。」、続けて低音で「なんだい、とうさん。」という発声練習をしばらくしていました。オレンジ色の外灯を浴びながら、変わった練習をしていました。

 

その後、いよいよホールへ。

 

すでに「鍵盤の会」の一人目が演奏を終えた頃だったので、もっと早く入れば良かったなと後悔しながら二人目の演奏をゆっくりと聴きました。

ゆっくり、丁寧に鍵盤一つひとつを弾くネギシ君の姿が印象的でした。

 

また、ピアノのコンサートを観たことがない私にとって、その後のサークルメンバー全員での“連弾”は新鮮で面白く、とても楽しむことができました。

 

舞台の幕が下りて、司会者が登場。

「急に司会者を任されて…」との言葉通りの少しぎこちないやりとりも、ほほえましく思えます。

 

続けて「JAZZ研究会」。

お揃いの赤い帽子をかぶって、真剣に演奏していました。

 

正面からの撮影だけでは物足りないと思って舞台袖に行くと、そこには幕の上げ下ろしのため待機していた男子一定牛彩票网が二人。写真撮ってもいいですか?との問いに快く応じてくれた彼らのワンショットがこちらです。

 

舞台袖から撮影すると、より緊張感が伝わってきます。

 

さて、今度はお待ちかねの職員ユニット「NABE and BAYASHI」の出番です。

コンサート1週間前くらいからの、短い練習時間で本番に臨みながら、それでも上手に演奏する彼らにはいつも驚かされます。

今回はヴォーカルのタナベさんが少し遅れて登場するという設定で、まずはコバヤシさんのギターに乗せて、4年生のカワノさんがきれいな歌声を披露してくれました。

 

そしてタナベさんが到着し、NABE and BAYASHIオリジナル曲を熱唱。最前列では、コバヤシさんの息子さんが、お父さんの演奏に合わせてエアギターをしてみたり、踊ってみたりと大忙し。

最後の曲では、ちゃっかり私クワバラも参加してギターを弾きました。聴くだけでなく、下手ながらにも自分で演奏してみる楽しさを最近おぼえました。

 

そして最後は、あの“変な発声練習”をしていたアカペラ部。

透き通った重なり合う声にパワーを感じました。

 

全てが終わってからもしばらく、出演した一定牛彩票网、観客、主催?運営にあたった学友会の皆さんの笑顔が余韻として残り、寒い日に心温まる時間を過ごせました。

 

『楽しいこと』や『新しいこと』を実現する上で、現実にはさまざまなハードルが待ち構えています。一定牛彩票网の皆さんが、そうしたハードルを乗り越えられるよう応援して、たとえ失敗しても大丈夫な仕組みをつくることも、私たち職員の仕事だということを考えた一日でした。

 

そしてそのことを念頭に、今、広報誌『MMU SHiP vol.5』の制作に向けて、一定牛彩票网記者とともに奔走しているところです。ともに何かを作り上げる楽しさを感じている今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年12月13日(金) 第204号 『今年もまた就活スタート』

投稿日:2013 年 12 月 13 日    カテゴリー:お知らせ,イベントレポート,大学の日常

社会人として守るべきことの一つに「人に迷惑をかけない」ということがあります。

一定牛彩票网のみなさんの手本となるべく、花金ブログの締め切りは守りましょう。

 

というところで、今年もまた、12月がやってきました。

ここ宮崎でも、寒さを感じるようになり、本学でも幹事が忘年会の景品を買いに行くなど、師走の慌ただしさが見られます。

 

そして、今年もやってきました。

 

就職活動スタート!!

 

そして、これが12月スタートの最後の年になるかもしれません。

来年度からは、就職活動時期の後ろ倒しが行われ、3月スタートになる予定です。

しかし、あくまでも予定であって、すべての企業がこれを遵守するとは思えませんが。

 

そんな複雑な想いの中、今年も12月1日(日)には、合同企業説明会「リクナビSUPER LIVE福岡」に行ってきました。

参加一定牛彩票网数111名。

朝5時40分集合で6時出発。

一定牛彩票网のみなさんは眠い目をこすりこすり、寒さをこらえながら、集まってくれました。

そんなみなさんと一緒に、バス3台に乗って、ヤフオクドームに向かいました。

 

出発するとまもなく、話し声も聞こえなくなり、夢の中へ。

前日は遅くまで就活サイトでエントリーをしていたり、緊張していたりで眠れなかったのかもしれません。

 

途中休憩をとりながら、9時50分にはヤフオクドームに到着。

小雨が降る中、少し待たされた後、入場。

合同企業説明会の様子はこんな感じです。

 

写真提供:リクルートキャリア

 

一定牛彩票网数約15,000名、企業数約250社、ちょっとしたお祭りですね。

 

ブースで区切られた中に各企業の採用担当者がおり、プロジェクターを使って企業概要や研修制度、採用基準などを繰り返し説明をします。

一定牛彩票网は興味のある企業はもちろんのこと、今日初めて聞いた企業にも、顔を出して、話を聞きます。

なんと10時から17時までの間に、10社の企業の話を聞きましたという一定牛彩票网もいました。

 

時折、ドーム内で一定牛彩票网に会うと「疲れました」「足が棒になりました」という声が。

みんなよく企業を回りました。お疲れ様でした。

 

 

合同企業説明会から帰ってきたら、モチベーションの高いうちに、第2回面接対策講座を行いました。

これは昨年度から実施しているもので、面接の際に必要な声の出し方やお辞儀の仕方、入退室の作法などを教えてもらい、実践するというものです。

 

講師は谷口真紀先生。ヤングJOBサポートの三枡さんにもお手伝いいただきました。

まず初めに、身だしなみのチェック。

リクルートスーツの着こなし方や髪型、お化粧などについて説明がありました。

清潔感って大事ですよね。面接では、第一印象が最後まで影響することが多いため、みなさん真剣に聞いています。

前髪の長さやお辞儀をしたときに邪魔にならないかどうかチェック

 

続いて、発声とお辞儀の練習。

「失礼いたします」「一定牛彩票网から参りました○○と申します」
「ありがとうございました」

視線は足元ではなく少し前を見る。お辞儀は腰から曲げる

 

そして、個人指導です。

一人ずつノックをして入室し、椅子に座るまで、そして、面接が終わって、退室するまで一連の動作を行います。

待っている人は、他の人の行動を見て学びます。

さわやかです

堂々としたものです

野球部で鍛えられたすばらしいお辞儀と姿勢を
披露してくれた浦川くん

谷口先生から指導されると見違えるようになります

 

失敗していいんです。失敗を多くした一定牛彩票网ほど本番ではうまくいくんです。

 

最後に、集団面接時の入退室の練習です。

集団面接の場合、一目で一定牛彩票网の違いがわかります

座った姿勢でのお辞儀も練習します

座った姿勢も重要です

 

企業の面接室では様々な状況が考えられます。

どんな場合でも慌てず、落ち着いて、冷静に考えて行動しましょう。

 

 

昨年も思いましたが、就職活動は一定牛彩票网を成長させます。

日本の就活システムには賛否両論あるでしょうが、社会に触れて、人に触れて、一定牛彩票网は大いに刺激を受けるのでしょう。

就職活動は長丁場です。

一歩ずつ準備をしていきましょう。

 

 

12月に入って、毎週のように合同企業説明会に参加していますが、一定牛彩票网からの

「私達のためにありがとうございます」「休みもなくて大変ですね。お疲れ様です」という言葉に

救われているタケシタが担当いたしました。

後援会に飾ってあるクリスマスツリーです

 

2013年11月22日(金) 第203号 『大学での勉強ってほんまに面白いんです』

投稿日:2013 年 11 月 22 日    カテゴリー:スタッフ日記,大学の日常

南国宮崎もすっかり寒くなってきました。

朝に吐く息は白く空に吸い込まれていき、夜には凜とした空に無数の星が輝きます。

雪が降ることは滅多にありませんが、宮崎に夏のイメージを抱いていた県外出身一定牛彩票网は、意外と寒い宮崎の冬に驚きます。

この時期のMMUは、大学祭やスポーツデイ等の一定牛彩票网行事も一段落。一定牛彩票网は本分である学問に集中しているはずです。

 

 

現在、「授業の参観を通じて、指導の方針と内容?教授法等の共有の充実を図る」ことを目的として、教員相互の授業参観が行われています。職員も見学が可能だということなので、一定牛彩票网にMMUの教育内容を説明する機会が多い学務課コバヤシは、初心に返って大学の授業をいくつか受けてきました。

 

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まずは、渡邊先生による「日本文化論」。入学間もない1年生を対象とした講義です。この日のテーマは「辺境から眺める3――奄美?沖縄の文化」。憲法が前提としている平和が沖縄において欠落している現状を問題提起として、沖縄の植民地化と差別の近代史や貧困と基地移設の問題等の、現在の基地問題を考えるための視座が提示されます。

 

大一定牛彩票网であれば、高校までの社会科の授業やニュース等でこれまでに一度は触れている問題だと思いますが、渡邊先生は沖縄県出身のアーティストの作品やドキュメンタリー映像等の沖縄県民の生の声や表現を随所に用いて、「ああ、その問題はもう知っている」という一定牛彩票网の心の中の安全弁を次々とはぎ取っていきます。そこで求められるのは、当事者である日本人として主体的に考える姿勢です。

 

2004年に米軍のヘリコプターが沖縄国際大学に墜落した事件で、当時アテネオリンピックの開催期間であり、マスメディアの取り上げ方がとても小さかった事例が説明され、「日本のマスメディアの非民主性、不平等性を認識し、『何が語られたか』『何が語られていないか』を自分で判断できる力を、これからの社会を作っていく大一定牛彩票网として身につけてほしい」と語る渡邊先生の講義はとても熱く、普段の温厚でチャーミングなイメージとのギャップが新鮮でした。

 

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続いて、阪本先生の「出版文化論」。こちらは3?4年生が対象です。大衆娯楽雑誌というメディアを切り口として、戦後の日本文化の変遷をスリリングに読み取っていきます。この日のテーマは「『スター』としての三島由紀夫」「加藤秀俊『中間文化論』を読む」。

 

私の中の三島由紀夫のイメージといえば、ボディビルに傾倒しておりショッキングな割腹自殺を遂げた文学作家という程度だったのですが、阪本先生は当時の大衆娯楽雑誌『平凡パンチ』の記事や三島由紀夫主演映画『からっかぜ野郎』での演技演出、切腹事件の記録映像、三島由紀夫を取材していた雑誌記者の手記などをもとに、三島由紀夫が当時の大衆社会状況においてスーパースターとして受容されていた事実を明らかにしていきます。

 

また、加藤秀俊の『中間文化論』を手がかりに戦後の日本文化を理解していく過程で、政治論や国家論を中心に議論された「高級文化中心の段階」、政治への絶望から多くの大衆娯楽文化が生まれた「大衆文化の時代」、これらの高尚な精神と娯楽的志向の中間的形態である「中間文化の時代」という位置づけと、それぞれの時代に対応する雑誌メディアが存在していたことを学びました。

 

講義を受けていると、知識の扉が四方八方に開かれていて手招きされている錯覚を覚えます。この日は戦後から1970年にかけての様々な事象を学びましたが、2013年の現在を生きる自分にどのようにつながっていくのか、全15回の講義をすべて受講したい衝動に駆られました。

 

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次に住岡先生の「道徳教育」。教職課程を履修する3?4年生が対象の、小講義室でのアットホームな講義です。住岡先生が一定牛彩票网の名前を1人ずつ呼んで出席を確認するスタイルも少人数ならでは。

 

講義の前半は高等学校学習指導要領の読み込みと確認です。教員採用試験の教職教養対策も念頭に置いた解説がなされています。さすが「教員になる」という進路目標が明確な一定牛彩票网たち、集中している様子がひしひしと伝わってきます。

 

後半は、一定牛彩票网による道徳の模擬授業。住岡先生はここで教卓を降りて、模擬授業担当一定牛彩票网とバトンタッチ。「いじめ」をテーマに、一定牛彩票网自身が考えてきたプランで授業を行います。その他の一定牛彩票网たちは、授業の生徒役であると同時に、様々な観点から授業の評価を行います。模擬授業後には、「理想的な道徳授業」をめぐって、一定牛彩票网たちから様々な意見が飛び交い、住岡先生が議論を整理していきます。ゼミ的な活発さが印象的でした。

 

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最後に、中別府先生の「哲学?倫理学概論」。2年生対象の講義ですが、4年生や市民聴講生の方の姿も見えます。この日のテーマは「よいというそのこと」。「ソクラテス」「プラトン」「クリトン」等いかにも難解そうな固有名詞が並ぶレジュメは9ページにも及び、もはや小冊子です。

 

講義は中別府先生と一定牛彩票网の対話を中心に展開していきます。先生の問いは抽象的かつ難解で、時に一定牛彩票网は熟考のあまり沈黙の底に沈みます。まるで教室全体が考え込んでいるような独特の雰囲気が生まれますが、クイズ番組の回答者のような焦燥感は皆無です。先生が問いを変え、問いに対応する現代日本社会の具体的なトピックを示し、やがて一定牛彩票网の中で問いの内容と内面化されていた知識が結びつき、一定牛彩票网は自身の言葉を紡いで答えを生み出します。先生と一定牛彩票网の対話は教室全体で共有され、ゆっくりと授業は進行していきます。

 

すると、講義の終わりには、あれほど難解だったレジュメの内容がすっと体の中に入ってきます。「無批判に語らない」「毎日問い続ける」「自明の理を受け入れて語らない」「いつでも、どこでも、誰にでも当てはまることのみを語る」という哲学的態度が語られたとき、この講義が文化的境界を越えて学ぶMMUのカリキュラムの中に存在する意味が理解できた気がしました。

 

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4つの講義を受け終えて、知的な刺激を存分に受けて脳味噌がフル回転した実感とともに、改めてMMUで学ぶこと、その学びをこれからMMUで学ぼうとする一定牛彩票网に伝えることについて考え込みました。

 

 

日本の思想家であり武道家でもある内田樹さんは、「学び」について以下のように説明されています。

 

 

「学び」というのは、「その有用性や意味がわからないもの」(私たちの世界はそのようなもので埋め尽くされている)の中から、「私にとっていずれ死活的に有用で有意なものになることが予感せらるるもの」を過たず選択する能力なしには起動しない。

?「学び」を可能にするのは、この「意味のわからないものの意味が予見できる力、有用性がいまだ知れないものの潜在的な有用性がかすかに感知できる力」である。

――ウェブサイト「内田樹の研究室」

 

 

今回私が受講した講義は、薬の効用や道路交通法の知識のように、はっきりと「有用性や意味がわか」るものではありません。しかし、これらの知識の集積が、将来の自分にとって、仕事のみならず人生全般において「死活的に有用で有意」であるという予感をビシバシと感じさせるものでした。

 

あえて言語化するなら、白紙の地図の中で自分の現在地のみが分かっていて、学んでいく中で現在地周辺の地図が書き込まれていく、そんな感覚です。大学卒業までに、現在地周辺の地図はかなり詳細になるでしょうが、まだまだ地図には白紙の部分が残されている。だから一生地図を書き込み続けたいという欲求が生まれます。

 

 

そのような性質であるがゆえに、一定牛彩票网にMMUの教育内容を説明する際には大きな困難が伴います。かつて一定牛彩票网であった私も、大学での学びを経た後に「そういえばあの時学んだことが現在に生きているなあ」と、その有用性と有意性を事後的に実感しているからです。しかし「学んだ後にわかるよ」では入試広報として失格ですので、学務課職員として一定牛彩票网にわかりやすく説明できるように、これからも研鑽を積んでいきたいと思います。

 

 

それにしても自分の今の仕事や人生はどうだろうか。批判的な検証をサボっていないか?安易に前例を踏襲していないか?毎日を自明の理という惰性を受け入れて生きていないか?問い続ける姿勢を忘れてやしないか?掲げる理念に普遍性はあるか?独りよがりな理念になってはいないか?逆に理念そのものを妥協してはいないか?

 

 

デスクに戻って自身の哲学的態度をぶつぶつと検証する学務課コバヤシがお送りしました。

 

 

2013年11月15日(金)第202号『秋、ショウガと留一定牛彩票网』

投稿日:2013 年 11 月 15 日    カテゴリー:お知らせ

落ち葉が風に舞う季節になりました。学内のイチョウはやさしい色合いの黄に染まり、もみじは紅く色づいています。

日増しに募る寒さに体調をくずしてはいませんか?

もこもこのセーターやコート、マフラーで冬仕様の一定牛彩票网をよく見かけるようになりました。

身体を温めるには生姜や唐辛子、香辛料がいいそうです。

「それから根野菜。特に暖色野菜のにんじんやかぼちゃがいいです」

とは自他ともに認める事務局の健康マニアIさんのアドバイス。

また、寒いからって閉じこもってじっとしてたらだめですよ、とのことです。

わかってはいるのですが、寒いとつい…。

冷え対策に風邪予防もかねて、まずは食事から見直したいですね。

 

 

さて、本学では毎年10月から交換留一定牛彩票网の受入をしています。

今年度は中国?蘇州大学から4名、韓国?蔚山大学校から1名、韓国?蔚山科学大学校から1名が留学しています。

週に2コマの日本語の授業を受けるほかは通常の講義を受講、ゼミに所属し、一般の一定牛彩票网と変わらない一定牛彩票网生活を送っています。

残暑厳しいころに来学してからそろそろ2カ月。

彼らの留学に受入れのずっと前からいろいろな手続きや準備でかかわってきた私としては、ごはんはちゃんと食べてるかなとか、勉強はどうかな、困ってることはないかな、とあれこれ気になることはたくさんあっても、事務局に用事があって来たときくらいしか会う機会がありません。

ですが今回は花金担当。取材を口実に彼らに会いに行ってきました!

 

まずは、中国語?韓国語版ごみ分別の資料が手に入ったとのことで留一定牛彩票网宿舎へ行くというイノウエさんに同行してきました。

最初に出会えたのは中国?蘇州大学からの留一定牛彩票网セン レイさん。

突然の訪問にもかかわらず、この笑顔!

イノウエさんが資料を渡し説明すると熱心に耳を傾けます。中国と日本ではずいぶんルールが違うようです。

ですが彼らは普段から日本のルールやマナーをとても大事に考え行動してくれます。

「資料をよく読みます!」と言ってくれたセンさんは、今に私たちよりもごみの分別について詳しくなるでしょう!

 

そしてついに気がかりだった事を尋ねる機会がやってきました!

 

まずはごはんのこと。

「勉強が忙しくないときはいつも作ってます。今は寒いので、なべが多い。中華の味付けをします。

日本の食べ物で好きなのは、すし、海鮮、ちゃんぽん。日本のちゃんぽんは中国のと麺がちがいます。酢と醤油もちがいます。日本のしょうゆの方がおいしい。

休みの日は外食もします。明日は私たち4人と韓国の2人と一緒にごはんを食べに行きます。交流するために!」

 

そして、勉強のこと。

「大丈夫!日本の学校は忙しくないです。

ゼミは難しいけど、先生も他の一定牛彩票网もやさしいです!

日本がだんだん好きになりました」

 

はきはきと笑顔で答えてくれるセンさんの様子に安心しました。

「宮崎の人は親切です。大好き!!」

とのこと。うれしいことを言ってくれますね!!

 

 

次に会えたのは韓国?蔚山大学校のイ ガンホさんと、蔚山科学大学校のジョン ヒョヌさん。

5限目の終わりにカメラを持って会いに行ったところ、ジョンさんが「今は写真はだめです。きれいな格好をしてくるので明日にしてください」ということで翌日事務局に来てもらって写真をパチリ。

「男は背中で語るといいます」とイさん

 

「真面目な写真にしてください」とジョンさん

二人にもごはんのことを真っ先に聞いてみました。

イさん:だいたいいつも作ってます。納豆も、最初はうぅっとなっていましたけど、今は好きになりました。ベーコンとかを使って、サラダとか作ります。チキン南蛮が好きです。

ジョンさん:自分で作ってます。チャーハン作ります。ていうか、チャーハンしかできない!この前通訳のボランティアでフローランテに行ってきたんですよ。花も植えてきました。打ち上げでガンホも一緒に(お酒を)飲んできました。

イさん:(ジョンさんは飲み会では)騒がしいです。僕は話をしたりしながら飲むのが好きです。

 

勉強は順調でしょうか…?

ジョンさん:ぜんぜんオッケー。

イさん:まあ、なんとか、大丈夫です。

ジョンさん:勉強で行き詰ったら面白いドラマとか見ます。字幕なしでも見ます。ドラマのセリフを言ったりもします!(単語を覚えるには)教科書とか字幕を読んで覚えます。

イさん:生活の中で覚えます。こういう会話とか。

 

イノウエさんがどうしても聞いてみたいとのことで、韓国語習得のアドバイスも伺ってみました。

ジョンさん:動機が必要です。

イさん:韓国に興味があることです。僕は(日本の)野球や音楽とかがすきで。日本は面白いものがいっぱいあります。

ジョンさん:動機がないと続かないので。

 

他にも韓国でのクリスマスやお正月の過ごし方、今年の年末年始の予定についても話してくれましたが、ここには書かないでおきますね。

気になる方は本人に尋ねてみてください!

野球部入部を検討中のイさんと、クリスマスセールが待ち遠しくてしかたがないジョンさんでした。

 

 

さて、留一定牛彩票网の話は今回はここまで。

あとの3人には会う機会がなかったので、次回お話を聞くことにしますね!

寒いのはちょっとめんどうで苦手だけど、つん、と冷たい朝の空気はすがすがしくて、長い夜や澄んだ星空がある冬はきらいじゃないオニツカでした。

 

 

 

おまけ。

受験生向け全国誌 『入試直前激励号』に掲載するミスター公立大ことタカハシ君の写真を撮影した時の一コマ。

彼の笑顔と激励メッセージは、センター試験後に発行される上記情報誌をチェックしてくださいね!